高校入試を経験し現在高校1年生の長男。
振り返ってみると、ずいぶんと塾に悩まされたなぁ〜っという思いがあります。
そんな経験から、塾選びに失敗した私が、失敗したからこそわかることもある!
っということで、どうしたら塾選びに失敗しないのかを勝手に考えてみました。
塾を決めた理由
塾に行くことになったきっかけは、小学校6年生の時。
『母さん、塾行きたいんだけど!』っと言われたこと。
私は、塾とか全く必要ないと思っていました。
というのは、自分が小学校から塾へ通っていたのですが、いってきまあーす!と家を出て友達と遊んでよくサボっていたためです。
ただのお金の無駄遣いで最悪の親不孝者ですよね。
でも長男は、塾に行きたいとたっての希望もあり塾に行くことに。
塾選んだポイントは。
理由1 友達が通っているから
長男が行きたいと言ったのは、友達に誘われたからです。
ありがちなパターンだったので最初は話半分で聞き流していたのですが、どうしても行きたいということでした。
友達に誘われてという理由でも、お互いに刺激しあって頑張れるなら良いと思った。
理由2 昔からある塾なので安心できると思った
昔ながらの地域密着型(通っている学校の学習進度に合わせた学習内容)の塾ということは知っていたので完全に安心していました。
まずは話を聞きに行った。
話を聞きにいったといっても、その時点ですでに入塾する気持ちがあったので、週に何回でいくらかかるとか、こんなサービスがあります(合宿などの説明)あとはスケジュール的なことの確認のみでした。
理由3 自宅から自転車で通える範囲
私が仕事で送迎ができないので、自分で通えることが良いと思った。
理由4 学費が他の塾より安かった
これも大きいです。
シングルマザーの収入ではなかなか通わせてあげることが難しいとも思っていたので、とても良心的価格で有難いと思いました。
どこが失敗だったのかなぜ失敗と思ったのか
しばらくはご機嫌で通っていたのですが、行きたくない〜と言い出したのです。
たまには行きたくないと思うことだってありますよね。
(私は遊び最優先でサボっていましたし)
そこは本人の意識の問題ですが、行きたくないから辞めたいに変わったのです。
失敗だと思うのには理由があります。
その1 成績が全く伸びない
長男の塾は、集団授業のタイプなので、出来る子優先で授業が進んでいきました。
集団授業の塾ではクラス別でもない限り、当たり前のようですが、出来る子に合わせて学習がどんどん進んでいきます。
入試対策問題も出来る子の基準で作られているので、長男が取り組もうと思っても出来るはずがありません。
やっぱり基礎が抜け落ちていると応用なんて出来ないですよね。
その2 先生との相性!
わからないところは、授業後などの先生の空き時間に個別で聞くことができますが、長男は、なかなか聞きに行くことが出来ませんでした。
なんで聞かないの?っと聞くと、先生いつも忙しそうだからっと言っていました。
大人でもそうですが、いつも忙しそう!だとは言っても、質問しやすい人としにくい人ってありますよね。
結局、わからないところはそのまま。
その3 学習環境!
学校もそうですが、塾にも色んなタイプの子が通っています。
長男が通っていた塾には授業中でも大きな声で騒ぐ子もいるようで、集中できないと言っていました。
その4 子ども自身がなんのために塾に行くのかわからなくなった
子どもの中で入塾する前は、友達が行ってて楽しそうだからという思いが強かったので、あまり深くは考えていなかったと思います。
でも実際通いだすと、学校と同じように授業があります。
でも、成績が上がる(テストで点が取れる)わけでもなく、先生とも話しがしにくいので行く意味があるのかという思いにつながってしまった。
どうしたら良かったのか
その1「友達が通っているから」も善し悪し
これはよく言われていますが、友達に誘われてというきっかけで、必ずしも友達と一緒に頑張れる!とは限らないことを身をもって実感。
その友達がどれぐらいのレベルなのか?
授業はどんな風に進められていくのか?
特に大切なのは、その塾に通っている子が成績アップにつながっているのか?
など、同じ塾に通わせているママ友にも話しをしっかり聞いておくべきでした。
その2 先生との相性はしっかり見極める必要がある
入塾する前や、体験の時にどんな先生なのか、子どもと合いそうか?
などもっとしっかり見るべきでした。
当時、通うのは長男なので、本人が行きたいと強く希望しているならとあまり考えずに入塾前提で話を聞きに行ったことを後悔しています。
子どもの性格を一番よく知っているのは自分なので、もっと考えていたらと思います。
その3 個別指導塾か集団指導塾かの比較と選択は慎重に
子どもの性格や学習レベルによって合う合わないがあります。
塾も沢山あるので選択肢も様々あります。
慎重に考えるというと時間がかかります。
▼個別と集団の比較については、こちらがわかりやすく説明されているので参考に
性格だけでみると、おとなしいタイプで先生への質問を遠慮してしまう子は、個別に向いている。
逆に負けず嫌いで一人だとなかなか集中ができないタイプの子は集団に向いている。
長男は完全に個別に向いているタイプだったのです。
塾選びについてのまとめ
何を目的にして塾へ行くのかを明確に。
塾に入る前に、まずは何のために何を目標にして塾へ行くのかを親子で明確にさせてから行くかどうか決めないとすぐ辞めるに繋がってしまう。
例えば、学習意欲を高める、基礎学力の向上、受験対策など。
その目的や目標によって選び方も変わってくると思いました。
そして、個別指導、集団指導などの選択については、子どもの性格や学力レベルを考えて決めるということ。
実際に教えている先生としっかり話しが出来そうかどうか?
それからもう一度本人と話し合い塾に入るかどうか、どこの塾に行くのか決めていくということが大切だなと思いました。
入ってからではなかなか次への決断が出来なかったです。
辞めたいと言った時は、
辞めてどうするのか?
自分で勉強するのか?
他の塾を探すのか?
他の塾の体験をしてみるのか?
など、色々話し合いをしましたが、結局いつも、やっぱり続けるという結論。
なんとか中学校卒業までは継続したものの、中学校3年生の秋ぐらいまで、塾をどうしようかと親子で悩みました。
今思うことは、塾が合わないと思ったらすぐに次への行動を起こしておけば良かったなと。
塾で悩み続けた時間こそもったいなかったなと思います。
だからこそ、入る前にしっかりと目的に合った塾を選ぶことがとても大切だと思いました。
この経験が何かのお役に立てたら嬉しいです。
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