長男の高校入試を経験。
親の立場での初めての高校入試。
一筋縄ではいかなかった受験生活。
色々と学ばせてもらいました。
高校入試の経験から親が学んだこと
子どもの意思を尊重
中学校3年生になり、 なんとなく行きたい公立の学校が決まっていました。
しかし
う〜ん学力が、かなり足りない〜!っと、塾の先生に言われ続け。
学校の先生にも、内申も学力も足りないと。
3年の夏に学校見学があり、公立高校に見学。
見学して、希望していた学校に絶対行きたい!と言っていました。
学校の雰囲気、生徒が話しをしている様子。
特に、説明会で説明をしていた高校生の話し方がすごくよかったと。
長男の意志はとても固い。
ですが、学力が、、、。
受験生に対して親としての心遣い
どうしても公立高校に行ってもらわないと、家庭の経済状況がきびしい母。
長男には言えませんでしたが、心の中で、1つランクを落としての受験を望んでいました。
確実なところで受けてほしいなと。
子どもの思いに寄り添う
子どもに本音を言えませんでした。
なぜ言わなかったのか(言えなかったのか)?
まだ夏だったし、本人の絶対行きたい!っという固い気持ちを前に言ってしまうと、長男のモチベーションが下がってしまうだろうなと考えました。
けれど、相当な学力不足です。
偏差値でいうと、15近くは足りません。
塾で模試を受けますが、ちょっと偏差値上がったなっと思ったら、次の模試では下がったりを繰り返していました。
それでも志望校は変えたくない!っと頑なでした。
一番辛いのは、頑張っても報われない本人ですが、本音を飲み込みグッと堪えているほうも辛かったです。
常に前向きに励ます
テスト結果が出るたびに、私には言いませんでしたが、落ち込んでいるのは様子を見ていてわかりました。
その度に、
伸びしろがあるよ〜!
と長男には繰り返し伝えていました。
モチベーションを下げないために。
塾通いの日々
夏に部活を引退してからは、毎日夜遅くまで塾へ行き、勉強する日々。
塾へ行っても成績が上がるわけでもなく、偏差値が上がるわけでもなく、本人も苦しかったと思う。
あらためて振り返ると、しがみつくところが他になかったので、とにかく通っていたのだろうなっと。
担任からのダメ出し
志望校の希望調査で、本人の希望と保護者の希望をそれぞれ書くのですが、本人は気持ちが決まっているので、スラスラ書いていました。
私は、本人の意思を尊重して、本人の希望と同じように書いていました。
三者懇談会では、先生が、ワンランク下の学校が長男レベルの人達が受ける学校だという事を言っていました。
それを聞いても、頑なに希望を変えなかった長男。
塾からの強烈なダメ出し
塾の懇談でも、
『学校の先生には、記念受験させてください!って言わないと受けさせてもらえない!』
と言われました。
親の出番が必要なこともある
私は、長男の志望校に合格するには、どんな問題を解けるようにすると良いかを具体的に教えてほしいと塾の先生に要望しました。
先生は、今度対策プリント持ってきたら教えてあげるから!っと長男に言ってくださいました。
本人が自ら先生に対して質問、要望できれば良いに越したことはないと思いますが、塾については色々ありました。
陰ながらの応援
懇談を終えて、
記念受験って言われて泣きそうになった。
と言っていた長男。
そんな長男に対して私がとった行動は、懇談からの帰りに、車に長男を乗せて志望校まで走りました。
そして、志望校の正門前に、乗り気でない長男を立たせて写真を撮りました。
そこまで本気なら、とことん応援しよう。
いつもぐうたらしていて何にもしてあげられていないけど、志望校で写真を撮るとイメージがわくと聞いたことがあったので、自分がこの学校に通うんだというイメージをしっかりと持てるように。
積極的な姿勢
その後、何度か塾へ行っても先生が忙しそうだったとかで、なかなかポイントを聞いてこられなかった長男ですが、しばらくしてようやく先生からポイントを聞くことが出来ました。
ポイントが絞れたことで勉強もしやすくなったようでした。
一緒に勉強する
年が明けるころ、私は、塾のない休日に長男を図書館へ誘いました。
朝から夕方まで一緒に勉強をしました。
一緒に勉強するといっても長男の勉強を見てあげるのではなく、私も自分の目標を作って勉強しました。
高校入試の結果
志望校決定の最後の最後まで担任の先生、塾の先生それぞれからまあ無理だねと言われていた長男。
合格発表の日、眼鏡を忘れてしまい、貼りだされた合格者名簿が見えず、一緒にいた友達から受かってるぞ!と言われて大喜びして帰ってきました。
信じる心
長男の高校入試を経験して、母としての大きな学びは、子どもを信じるということ。
子育てをする中、ふとしたタイミングでよく思うことですが、子どもを信じよう!信じて親はついていくしかないのかなと。
まだ小さかった頃、コマなしの自転車をようやく乗れるようになり、友達の家まで自転車で初めて行ったとき、不安で心配でしょうがなかったけど、信じて待つしかないなっと思ったことを思い出しました。
その小さな積み重ねが、少しずつ親子の関係も築き上げていき、子どもを自立へと促していくものなのではないかと特に感じました。
今回は、結果が良いほうへ向かいましたが、これから良いことばかりではないと思います。
でもその積み重ねが大切なことなんだと、親として子どもに学ばせてもらった貴重な経験となりました。